モニタリングセンサーとは

これまでの家作りは、壁の中で結露があっても、室内・壁面などに影響を及ぼすような深刻な事態になるまで分からず、雨漏りした際に、どこから漏れているのかを特定するのにも大変な労力が必要でした。

このシステムでは、住宅の壁内に多数のセンサーを設置し、壁内の水分量に異常があれば、どの位置でどのようなことが起こっているのか、すぐにご確認いただくことが可能です。
外壁内部に専用のセンサーを多数設置、センサーは常に壁内部の水分量を測定し、そのデータはリアルタイムでの閲覧が可能。
随時更新されるデータは、引渡し後35年間保存されます。
普段生活していて見えない結露や雨漏りの発生箇所を、被害が大きくなる前に、しかも家を壊すことなく知ることができる画期的なシステムがモニタリングセンサーです。

センサー導入物件と従来物件の比較

従来の家では

屋内に影響が出て被害が発覚するまで5～6年。
その頃には工務店の保証も切れています。

壁の中で発生した雨漏り・結露は誰にも気付かれることなく長い年月をかけて範囲を広げ、屋内に影響を与えるなどといった深刻な事態になってはじめて発覚します。
このころには雨漏りは広範囲に及んでおり、原因となった場所を特定するのも大変です。

ポイント

大規模な雨漏り補修が必要となり、更に場所の特定が困難なため、補修しきれないことも…

センサーを導入した家では

雨漏り・結露の初期段階（水滴がセンサーに接触した時点）で発見が可能。

小規模な雨漏り・結露（水滴が流れ落ちるレベル）でもセンサーが反応し、被害が小さいうちに対応することが可能です。
設置時に紐付けた位置情報によって、水滴が発生した場所の特定も容易で、オプションセンサーとの組み合わせで根本的な原因の特定や改善も可能です。

ポイント

表面だけの補修で済み、場所・原因の特定がしやすいために、適切なメンテナンスが可能

本センサーは必ずしも全ての雨漏り・結露を感知するものではありません。

雨漏りセンサーの特徴

どこに不具合があるのかすぐに分かる雨漏りの箇所は通常、外部からでは特定できません。
しかし、このシステムでは多数のセンサーが家の隅々までカバー。
不具合が起こった場合、どこでそれが起こっているのかがすぐに分かります。

長く快適に住むために… 最大192箇所に設置した雨漏り結露センサーが、常に雨水を感知。
早い段階での対応が可能となります。
木部が腐食する前に、防水工事の手直し、屋根材壁材のリフォーム時期を把握する事が可能です。

制御プログラムからセンサーまで自社開発！
だから圧倒的安価コントロールボックスの各リレースイッチ、それらの制御プログラム、そしてセンサーまで、全ての開発を独自に行った結果、他に類を見ない価格での提供となりました。
「人感センサーを追加したい」「煙感知器も連動したい」など、様々なご要望に応じて、制御プログラムを書き換えご提供する事も可能です。

センサー状態はスイッチで一目瞭然モニタリングセンサーは、通信状態などを室内に設置したホタルスイッチの点灯状態で表示。
通信状態やSDカードに異常があれば、赤く点灯してお知らせします。
（通信状態のリセット等には、コントローラー本体の操作が必要です）
後述の振動防犯センサーの操作もこちらのスイッチで行います。 ※メインスイッチは別途設置が必要となります。

選べる2タイプ

コントローラー（センサーの制御装置）の性能によって、 2つのタイプからお選びいただけます。

コントローラー

Aタイプ

一般的な住宅をカバーするには十分な数のセンサー設置が可能です。

雨漏り・結露センサー96箇所
防犯センサー16箇所

取り付け可能

コントローラー

Bタイプ

センサーの最大設置数がAタイプの約2倍で、より雨漏り箇所の特定がしやすいタイプです。

雨漏り・結露センサー192箇所
防犯センサー16箇所

取り付け可能

振動防犯センサー

窓が開いていても、設定時刻以降に窓の開け閉めを行うとブザーが鳴ります。
ブザーはスイッチを押すことで解除できます。
ブザーが1 分間鳴り続けると、サーバーに異常を送信。サーバーが異常を受け取ると、設定されたメールアドレスに異常メールを送ります。
2 分以上ブザーが鳴り続けると、工務店及びホームリサーチにも異常メールが転送されます。
メールを受け取った側が、警察などに連絡します。

こちらのサービスは2014年9月から受付開始予定です。

オプション

コントローラーを守る

コントローラーボックス

コントローラーの繊細な基盤を汚れやホコリから保護する専用のボックスです。（代わりとなるボックスをご用意される場合は必要ありません）

建物の傾きを検知

ジャイロセンサー

傾きを検知するジャイロセンサーによって、地震や人的要素による地盤沈下を正確に感知し、記録します。

建物の温度・湿度を検知

温湿度センサー

天井・壁内・床下・外部・リビングに設置し、長期間モニタリングすることで、内部結露の発生状況を分析することが可能となります。
壁内結露センサーと温度データを比較して、リビング設定温度の見直しを提案出来ます。

建物の揺れを検知

加速度センサー

建物の揺れを感知するセンサーです。
周辺の環境(道路や鉄道)などで、建物には常に振動が加わります。
これらの振動を細かく記録することが、建物への被害を把握する事にも繋がります。
「隣地でマンション建設が始まった頃から大きな振動を感知し、その後建物の傾きが始まった…」などという、今まで推測でしか語ることが出来なかった事を、記録データを通して明確に説明する事が可能です!